金平糖恒例の夏期講座、看護学生のゼミとコラボの企画です。
今年は、二分脊椎とダウン症のお子さんのお母様からお話をうかがいました。
出産から子育て。
家族やきょうだい、ご近所とのコミュニケーション。
医療や福祉、学校教育のこと。
さまざまなお話から、お二人に共通する思いを感じました。
その一つが「体験が子供を成長させている」ということ。
お二人ともインクルーシブ教育を選択されています。
学校や保護者会で障がいについて説明したり、担任教諭と子どもが交換日記をするなど様々に工夫と努力を重ねられています。
また、お話からは、インクルーシブ教育が、自分の子どもだけではなく、周囲の子ども達にとっても大切な事を学んでいることも感じることができました。
とはいうものの、インクルーシブ教育は、まだまだ、発展途上にあると感じざるを得ない点も多くありました。
講座の最後に、ゼミの担当教諭であるコアスタッフまきこさんから『この子らを世の光に』の本が紹介されました。
著者の糸賀一雄氏は、知的障害児・者の療育に力を注ぎ、近江学園を創設。昭和23年4月「児童福祉法」の施行に伴い、県立の児童福祉施設となりました。
最後に、夏期講座で心に残った言葉を紹介します。
障害は、不便だけれど不幸ではない。
感謝という富をいっぱいもらった。
夏期講習を終えて・・・
喜怒哀楽を乗り越えて、一緒に成長する子育てという観点からは、みんな同じ。
でも・・・そう、現代社会では「不便」が多い分、苦労も多いだろう。
「不便」を作っているのは誰?
と、しばし考え
私の周りにも感謝は一杯あるはずなのに、心にゆとりがないと、不満ばかり見てしまう。
と、反省しきり。
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