金平糖☆ささえあい、ともに生きる

金平糖は、千葉市・船橋市を中心に活動するボランティア団体です。 (2011年7月 活動開始)

子ども用車いすとマークのお話

2014年8月5日、看護学生との夏期ミニゼミで、日本ダウン症協会の理事でもある水戸川真由美さんに「地域でよりよく暮らすには」というテーマでお話を聞きました。

そのお話の中に、水戸川さんが脳性まひの娘さんと向き合うなか、出会った「ふたりのロッテ」という本のお話がありました。そして、当時から育んでいた思いが、いよいよ実現するとも。それは、「心のボーダーをなくそう」というプロジェクト。

そして、販売はもう少し先になるけれど…と見せて頂いた商品は、どれもこれもとてもかわいくて素敵でした。


その後、こども用バギーを知らせるマークが他にもできたとネット等で知っていましたが、先日「おちゃっこ@金平糖」に参加して下さった方の子ども用バギーに、子ども用車いすマークがついていました。

それが、こちらです。

子ども用車いす啓発プロジェクト|一般社団法人 mina family

病気や障害のあるお子さんが身近にいる方は、ご存じだと思います。『子ども用車いす』。バギータイプの車いす、と呼ばれることもあります。しかしながら、この車いすは社会的な認知度がとても低いのが現状です。 その外観からベビーカーと認識されることが多く、実際に使用している方からは、という声を聞きます。 子ども用車いすは、福祉用品です。これがないと移動できない子どもたちが使用しています。 外見からは病気や障害が分かりにくいお子さんもいます。でも、実は首や腰がまだすわっていなかったり、歩けなかったり、片手で気軽に抱っこできないお子さんも多いです。 またこの車いすは車体重量だけで10~90kgほどあり、ベビーカーとは比べものにならないほど重いんです。 畳めないものも多く、たとえ畳めても片手で持ち運べるようなものではありません。ベビーカーと誤認されることで、様々な意見をいただきます。 ですが私たちも、出来ることなら元気に歩く子どもと一緒に手を繋いで歩きたいんです。車いすなんて、使いたくないんです。ベビーカーに比べてサイズも大きいので、ご迷惑をおかけするかもしれません。 電車やエレベーターの乗り降りが遅くて、お邪魔になるかもしれません。 私たちも配慮して使用しなければならないと思います。 それでも、誤った認識でお互いに嫌な思いをするのは残念なことです。 車いすのわが子の手を握りながら、病院の片隅や駅のホームで泣いているお母さんを、 もうこれ以上増やしたくないんです。 そのために、まずはこの『子ども用車いす』の存在を知っていただくことから始めます。 いつか子ども用車いすの存在がしっかり認知され、お互いに正しい理解をもって譲り合える社会になることを心から願って。

www.mina-family.jp

NPOmina familyという団体が、販売しています。

団体が販売しているのはシンプルなもの。かわいくアレンジしたものがほしい・・・という要望もあるらしく、コラボ作品を募集しているとのことです。

他にも、バギーマークとして次のような商品もあります。


ご紹介したマークに共通するのは「公共の施設や交通機関でも、たたむようにいわれる」という事。

より多くの方に、子ども用バギー、子ども用車いすの存在が知られるようになってほしいものです。

でも・・・

赤ちゃん用のバギーも、子ども用のバギーも、必要だからそれに乗せている。

「邪魔」なんて、心外・論外・的外れのとんちんかん。

正しい知識と、ほんの少しの思いやりで、みんなが住みやすい社会になる・・