2019年10月19日 千葉市内の病院にて、コアスタッフ佐藤さんの看取り体験と、訪問看護師による介護保険と訪問されている方との関わり方や看取りについてのお話会がありました。
コアスタッフ佐藤さんの看取り体験は、金平糖でも以前お話をしてもらいました。
実を言うと、私と佐藤さんの出会いも、この看取りのお話。
あるNPOの大会で、ご家族としての看取り体験をしている佐藤さんに出会ったのです。
・・・なんか、よぉしゃべる人やな~😲
・・・けど、話、うまいな、めちゃ面白いやん😆
・・・こんな看取りができたら、ええなぁ~🍀
というのが、第一印象でした。
今回も、内容は、濃く・深く・時に重いのですが、それを、ユーモアというオブラートでくるんでの楽しいお話でした。
お話の内容は・・・金平糖でもまた話してもらう機会をもうけますので、その時にぜひ💕
訪問看護師の方のお話も、これまた、ユーモアを交えながら、訪問看護についてわかりやすくお話下さいました。その中で、印象的だった事例をざっくりとご紹介します。
高齢の女性、骨折後、坂を転げるように状態が悪化。
食欲もなく、ついに食事をとれなくなり、点滴の毎日。
訪問介護するうちに、もしかしたらこの薬の副作用?
主治医と相談し、薬を減らしたら、少し反応がよくなり、食欲も出て、起きられるようになり、歩けるように❣
専門職の適切な介入で、こんなにも状態がよくなるのか、とびっくりです。
この適切な介入にとってのキーは、さまざまな専門職の連携。
そして、関わる人達の円滑なコミュニケーションでした。
お話を聞いた後の茶話会では、本人を取り巻く介護や看護の連携の輪に、本人や家族も積極的にかかわることが大切ではないか、という話題も出てきました。
「家族や本人は、ついつい、お世話になっているからと遠慮してしまうけれど、いろんな事、きちんと伝えなければいけないね」
話は少し変わりますが、10月16日のNHKクローズアップ現代をご覧になったでしょうか。
忙しくてできないという病院の現実。
拘束をしないと決めた病院の現実。
どちらも、「そうかな~」「そうなんだろうなぁ~」と思いつつ、心に残るのは、身体拘束を疑似体験した医療専門職の次の言葉です。
「これは厳しいですね、これは。でも良い患者体験でした。これをやってるんだなって思うと、悲しくなりますね本当に・・・。悲しすぎて涙が出てくる・・・。」
この番組では「専門職って、そーなんだ」という、やや専門職に対しての批判的な気持ちが残ったのですが、今回の看取りのお話で一つ気づいたことがあります。
それは、父が入院していた時のこと。やはり、手にはグローブがはめられていました。
お見舞いに行った時だけは、外していたのですが、帰りには、私自らグローブを手にはめました。とてもつらい思い出です。
でも、そのつらさを、病院に訴えることはありませでした。
「しかたがない・・」と、どこかであきらめてしまっていました。
病院のスタッフは、忙しい。
大切な命を預かっている。
事故は、あってはならない。
解りすぎるほどわかるのですが、そこに、本人や家族の気持ちは???
???の一因は、ほかならぬ家族にもあるのではないか、ということにようやく気付きました。
ただ、やみくもに批判するのではなく、きちんと伝えるようにできればな~と思います。
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