金平糖☆ささえあい、ともに生きる

金平糖は、千葉市・船橋市を中心に活動するボランティア団体です。 (2011年7月 活動開始)

「触れるケア」と「アロマ」

6月12日(日)アロマチームフォローアップ研修を行いました。

参加者 アロマチーム7名、スタッフ1名

講師:新川宏美さん(フリーのアロマナース、ブログ「森の聲だより」( http://blog.goo.ne.jp/noa-noa_march)

 2014、15年度開催のアロマボランティアのための講習会受講生と、アロマ有資格者で作ったアロマチーム。リレーフォーライフや病院の夏祭りでのアロマハンドトリートメントを実施してきました。そして、昨年から高齢者施設でのアロマボランティアも始まりました。

 そこで、チームのみんなが安心して、安全な活動をするためにも、フォローアップが必要と思い、研修会を開催しました。

 研修会では、今までの活動の反省点から、健康な方と高齢者や認知症の方へのアロマアプローチの違いやアロマトリートメントでのコミュニケーションを中心にお話いただきました。

 コミュニケーションの取り方のお話のなか、私が印象的だった言葉があります。それは「トリートメントに集中したい」という言葉です。それは「触れるケア」を大切にされるナースだからこその言葉ではないかと思いました。

 触れることで、その方の体の状態を知り、心の中までも感じ取る。トリートメントをしている時、ふっとその方の表情がやわらぐ。

 トリートメントをしている時、講師自身、五感を使って、いろいろな情報を読みとっているのではないのかと思いました。

 翻って私のトリートメントはというと、何かお話をしないといけないのではないかと焦ったり、「次は、指をこうして、それから、手の甲をああして・・・」ということばかりにとらわれて、表情を見るのは、最初と最後のあいさつの時だけ、と、本当にトホホな内容に反省しきり((+_+))

 実習では、認知症の方へのアプローチ方法を学びました。

「ここが手の甲ですよ。ここが手のひらですよ」と心の中で語りかけながら、ゆっくり・やさしくトリートメント。そのやさしさが、トリートメントをしている方へと伝わり、表情がやわらぐ・・・。大きく包み込むようにトリートメントすることで、安心感が生まれてくる。時には、そ~っとホールディング。温かな心と心が触れ合える・・・

 講師のようなトリートメントには到底およばないけれど、ゆっくり大きく包み込み、その方の表情を読み取れるようなトリートメントができるようにと思いを新たにすると同時に、アロマトリートメントの奥深さを垣間見たような気がします。