まあるくなって学び合う 食の講座第3回②は、五味クリニックの五味博子先生の「看取りへの心構え」のお話でした。
参加 12名
講師 五味クリニック院長 五味博子氏
五味先生の資料、第一ページめは「死ぬのがこわくて生きてられるか!」です。
死ぬのは当たり前のことなのに、普段はそれを意識しない。でも、生きている限り、いつかは向かえる自分の死。家族の死。大切な人の死。その時慌てないためにも、準備をするためにも、死を意識することは大切!と、軽快な語り口で始まった講座です。
「自然に抗わず、死を見守っていると、最期は安らかに穏やかに眠るように天に召される」
3000人以上を在宅で看取って確認した事実であり、在宅看取りだからこそ、こうした安らかな死を迎えることができるとのことでした。
講習の最後に紹介くださったのが、リビングウィル(尊厳死の宣言書)
この宣言書で大切なのが、以下の文言。
「・・・私の要望に従ってくださった行為一切の責任は私自身にあることを付記します」
医者にとってはとても助かる一文だと紹介くださいました。
が、家族にとっても「静かにその方の最期に寄り添うことができる大切な一文だな」と、思いました。
講習会の様子の写真 上は、真剣に聞いているところ。下は、参加者が感想を述べているところ。こうしてみると同じような写真ですが、涙あり・笑いありの有意義な講習会でした。
遠くて近い「死」の問題。
医療が高度に発達しつづける現代だからこそ、真正面から考えることの必要性を感じました。
※以上で、今年度の連続3回講座は、終了です。
次年度も、食と命を考え、学び合う場を作るべく、準備中です(^-^)
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